腸内フローラの検査方法

身体の健康だけでなく、病気の予防や女性にとっては美容にも直接かかわって来る腸内フローラを検査する方法は、大きく分けて三つ存在します。
一つ目がセルフチェックです。これは実際に便を採取するのではなく、日常生活における排便の回数や生活習慣などをチェック方式で回答していき、チェック項目が一定数以上あれば腸内フローラに問題ありと判断するやり方です。
ただこれは無料で実施できるメリットはありますが、漠然とした腸内フローラの状態しか分からないため、ほとんどの場合簡単な自己診断ツールとして使われています。
つまり腸内フローラの正確な情報を知りたいのなら、インターネットなどで取り寄せ可能な検査キットか、病院の検査を利用するのが一般的です。
ではどちらの検査方法のほうがメリットが高いかというと、以前は検査キットを使った腸内フローラの検査はほとんど実施されていませんでした。
その理由としてあげられるのが、検査に用いられる細菌の特徴です。
便の中に含まれている細菌は外気に触れるのを嫌う性質を持っているため、長時間の移動には適さず、検査をする前に死滅してしまう恐れがありました。こうなると正しい検査結果が出ないので、病院で素早く検査をする以外方法がなかったのです。
しかし最近では便内の細菌の遺伝子情報を解析することで、腸内細菌の割合を簡単に調べられるようになりました。
現在は検査の正確性に加えて利便性と手軽さも考慮すると、どちらの検査方法で調べても特に大きな問題はないと言えるでしょう。
むしろ腸内フローラを気にする理由が便秘だった場合は、いつ便通が来るかわからない状態で病院の検査を予約するのは大きな不安が伴います。自宅に検査キットを取り寄せて便を採取した後で送り返すほうが簡単ですし、精神的にも負担の少ない検査方法です。
それ以外のことで腸内フローラの検査で気をつけるべき点は、検査で判明する菌の数です。
大腸の中にいる腸内細菌は約100種類以上存在しますが、検査ですべての細菌の状態を調べられるところはほとんどありません。
病院や検査キットではあらかじめ調べられる細菌の数や名前を記載しているところもあるので、自分の目的に合致した検査を受けるのが妥当な判断です。また病院での検査といっても保険は使用できませんし、検査を受けられる医療機関も今のところ数が少ないのが実状です。
そのため比較的検査キットを使ったほうが、安く抑えられる傾向にあります。